【現場密着】抹茶石臼機の据付と海外需要|職人が語るリアルな仕事と奮闘記

抹茶石臼機の設置作業と職人の仕事風景 本業

ここ数日、本業の方が忙しくて帰ってからもブログを書く気になれず、もちろん書きたい欲求はあったのですが、機械の組み立て、また現場設置の事を考える日が続いていて書けませんでした。

無事に機械の設置も終わり、こうしてブログ記事が書ける事が嬉しいと思えるようになり、いつの間にかブロガーの一員になれた気がしています。

本業の仕事とは?幅広い現場対応の日々

私の本業ですが、メインの仕事は、お茶の製造に関連する機械の製造・据付、及び修理など、それと屋根工事を主としたリフォーム業です。

その他諸々とあるのですが、柱となる事業はこの2つです。そして事業部などという格好いい物はなく、従業員は2つとも当然のようにやっています。

私ももちろん、時には溶接をして、鉄に穴をあけたり切断したり、ペンキを塗ったり吹付け塗装をしたり、その翌日には屋根に上って葺き替え作業や雨樋の交換・修理をしたり、そのまた翌日には機械の据付に行ったりもします。

**簡単に言うなら「何でも屋」**です。昔から、初対面の人や古い友人に、「何の仕事してるの?」と聞かれて説明するのが面倒でした。


抹茶石臼機の需要と設置作業の苦労

ここ最近はお茶問屋さんに、抹茶を挽く石臼の機械をご注文いただき、それを加工して組み立てて設置してきました。

加工、組み立てまでは何とかなったのですが、最後の設置が非常に難しい現場でした。他社製の既存の機械を2台、狭い部屋から搬出して、移設させる。移設先には弊社の機械を3台追加する。

移設先もやっぱりギチギチ。重量が400kg前後ある機械を、どうにかして納めないといけなくて、頭をフル回転させていました。

さすがのChatGPTでも考えつかない構造です。

帰っても、寝ても覚めても、ずっとその事を考えていて、余裕がありませんでした。

重量機械を狭い現場に設置する職人の様子

海外需要で売れ続ける抹茶機械

無事に終了する事ができて、本当にホッとしています。お客さんが喜んでくれているといいなぁと願っています。

実はこの抹茶石臼の機械、今ものすごく売れています。昨年あたりから、海外での抹茶ブームが到来しているのです。

とあるデパートでは「抹茶の購入は1人1個まで」という制限があったほど。原料が足りなくなるくらい売れたという話もあります。

そのため、より多くの抹茶を挽きたいというお客さん、さらには海外で店舗を構えたいという方まで、注文が増え続けています。


これから迎えるお茶シーズンと緊急対応

4月後半〜5月初旬は、お茶農家さんにとっての繁忙期です。お茶摘みのシーズンに向けて、工場では碾茶の製造が始まります。

それに備えて、事前に機械のメンテナンス試運転が必要になります。しかし毎年どこかで必ずトラブルが発生します。

緊急呼び出し → 出張修理 → 応急対応というのが、この時期の定番ルーティン。

古い機械が故障して、部品も廃盤。夜中に修理依頼が入ることも珍しくありません。


ブログとの両立は大変。でも続けたい

桜が咲くと「ああ、そろそろお茶のシーズンだな」と思い、桜が散る頃にはピリピリした空気を感じ始めます。

これからまた忙しくなりそうですが、せっかくブログも面白くなってきたので、時間を見つけて続けていきたいと思っています。

相変わらず収益化は手付かずですが、自分の歩みを記録として残せることが嬉しいです。

忙しい本業の合間にブログを書く職人のイメージ


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