タイトル:屋根職人が語る真実!大手ハウスメーカーに騙されないために知ってほしいこと

健全な屋根工事をする職人 本業

リベ大を流し聞きしながら思い出した原点

今日もリベ大YouTubeを流し聞きしながら、本業の日報を書いたり、考えるべき作業のまとめをしたり、それからブログの作成でもしようと考えていました。

流し聞きするというのは正直集中して聞けてない事も多いのですが、ライブ動画に限っては、ぶっちゃけた話、同じような質問や同じような内容の繰り返しであったり、今の自分には無関係というか、手が出せないような高配当株の話とかがあるので、流し聞きでもいいかな。と思っております。

そんな中でも、ふと気になる話があると、しっかり聞いてイワユル腹落ちって事をさせるために、集中して聞いています。

今回のライブで話されていた事で、「これは大事!」と思った話があります。それは、リフォームや新築工事の工務店選びのお話。

これは、私が過去にブログを書いてみようと思ったキッカケになる話でした。と、言うのも私の本業の2本柱の1つ。私は、溶接マンでもありますが、屋根職人でもあるのです


酷い屋根を目にして伝えたいと思った

屋根工事に携わることで、色んな屋根を見てきました。その中で、とんでもない酷い屋根も目の当たりにしてきました。

私は、偶然にも屋根職人になったので知ることが出来たのですが、一般の方は絶対に知らないであろう事ですそういう事を平気でやっている職人や工務店に腹が立ち、どうにか一般の方にも知ってもらって、騙されないでほしい。その思いから、ブログを始めたのです。

ただ、私の仕事は2本柱。残念な事に、時期によっては屋根工事部門にはいかず、ひたすら機械加工をしている時もあるのです。最初に始めたブログでは、それが理由で書く事、載せる写真が少なすぎて挫折してしまいました。


学長のライブで再び燃えた想い

でも、今回のライブではリベ大工務店?の大工さんの撮った写真を見せながら、「某大手工務店の新築工事現場でこんな感じになってたらしいです。これが実態です。」と、雨漏りして酷い有様になってる画像を、学長が見せてました。

それを見ながら、**そやねん!それ!それが大手メーカーの家やねん!**と、気づけば釘付けになって画面を見ていました。

ホンマに、騙されないでほしい。

私は、せめて身の回りの人には知ってほしいと伝えてましたが、今回、再びブログを始めたので、もう一度不特定多数の皆さんに伝えたいと思いました。


命がけの仕事、それでも手抜き工事が横行している

この、ブログ記事は正直言って、大したブログではありません。見てくれている方も少数だと思います。でも、もし、この記事を見たなら、あなたの家族や大切な人に教えてほしいです。そしてあなた自身も騙されないでください。

屋根工事というのは、危険な作業です。当然ですが、落ちたら死ぬ可能性もあり、夏は地上の気温とは比べ物にならないくらい熱く、反対に冬は想像できないくらい寒い。文字通り命がけのような仕事であります。

ですが、お客さんの中には、工事代が高い日数がかかりすぎもっと早く終わらせて安く仕上げて当然長持ちさせて、という方がいます。お客さんの立場からすれば間違ってはないと思います。安く、早く、長期保証。これが最高に有難いでしょう。

ほとんどの業者は材料費を安く仕入れる事が出来ません。正確には、一般の方よりは安く仕入れられますが、競合店との比較では微々たる差になると思います。その点、大手は大量に仕入れるのでアドバンテージがあります。さらに会社の利益優先なので、人件費を削ります。

なので、小さな工務店は競合店に勝つために、人件費を安くするしかありません。安く見積もってお客さんに選んでもらわないと勝負になりません。しかし、大手は更に安く仕上げられる職人を探します。だから、職人は1日に何件も工事をして日当を稼ぎます。

手が早いのは素晴らしい事です。でもそれは、手抜きをしていなければ・・・の話しです。

屋根工事を早く終わらせようと思ったら、手抜きをしないと、1日に何件も回れないのです。

私が何件も見た屋根のリフォームや雨漏りの修繕工事で、ほぼ100%、90%以上の確率で手抜き工事が原因で雨漏りしているのを直してきました。

1枚の屋根材(カラーベスト)であれば、本来4本の釘止めをするのがマニュアルです。でも、これを端々の2本だけ止めるとか、屋根材の隙間から、どうしても強風や吹き降りの雨で侵入してしまう水を逃がす為の、「捨て水切り」といわれる板金に、おかまいなしに釘を打ってる屋根もよく見ます。

当然、板金に釘を打つのですから、そこから毛細管現象で下地の木材に雨水は侵入します。そして、何年もかけて下地を腐らせます。

他にも、水の流れを考えてないような適当な処理をして、上っ張りだけは立派に見えるような屋根もあります。これは、お客さんには見えないのです。見えないからバレない。

何年も経って、下地の木材が水を吸い込み続け、屋内に雨漏りが発生してやっと気付く。

その頃には大手の会社はあっても、担当の営業マンや、工務店はいない。もう保証期間は過ぎてます、修繕費用をいただきます、で繰り返し。他の工務店に頼もうとしたら、「では、もうウチは一切の保証をしません。定期点検もしません」と、脅し文句を言う。

ちなみに、この定期点検も適当。営業マンや会社の業績UPの為に、不要な修繕を提案してくるだけ。塗装だけで十分な所も、葺き替えないと危ない、あきらかな施工不良も、経年劣化ですね。と言うてきます。

怒ってる屋根職人

現場から伝えたい、真実と対策

このような手抜き工事、屋根職人としては非常識な仕事、仕事と呼べないような現場が多々あります。

私の会社は何処かの下請けでないし、値段競争をしてもいません。常識的に必要と思う日数と材料費、人件費で見積もりします。だから、安いとは思いません。

でも、先輩や上司に、当たり前な仕事として正しい施工を教えてもらいました。だから、キッチリした仕事をしていると自負しております。

あんな手抜き工事を平気でやってる職人に「屋根職人」と名乗ってほしくありません。でも、少し。少しだけ同情するのは、めちゃくちゃ安い日当で働かされている事。

何で、安い日当で働くのか?仕事が無いからです。

大手はお客さんを上手い事言って、いや、はっきり言えば騙して高額な工事費を貰っています。その工事費の中から、職人への日当は信じられないくらい安くして、自分たちの儲けだけをたらふく搾取しています。

仕事のない職人は、自分が食うためにやるしかないのが現状なんだと思います。そして、その職人に教えてもらった新人は、それが正しい施工と思って、打ってはいけない場所に釘を打ち、打つべきところに釘を打たないのが正解と思ってる。技術の向上は無い。というか知らないので向上の仕様がないのです。

これが、現実です。どうか騙されないでほしい。


業者選びのポイントと私からのお願い

では、どうやって本物の業者を見つければいいのか?ウチの会社に依頼して下さい。それしかありません(笑)

ま、それは冗談として。

昔から付き合いのある工務店があれば一番いいのですが、最近はそういう付き合いもなくなってしまって、中々見つけられないと思います。

出来れば、ご近所の信用できる方に紹介してもらったりご近所の工務店がいいと思います。ただ、必ずしもご近所の工務店が信用出来るとも限りません。

また、ネットで探すというのもイマイチ信用出来ないと思います。ネットには嘘も多い。写真だけやHPだけなら、何とでも細工できますからね。

とにかく、1社で決めてはいけません。**相見積もりは必ず取ってください。**そして金額だけで決めずに、2社または3社の明細を比べてください。不明な項目は質問してください。「○○一式」や「諸経費」というよく分からん項目の内容を確認して下さい。

リベ大の人なら学長やリベ大工務店に質問してください。私なら、こんな時もChatGPTに聞くかもしれません。

大手のハウスメーカーだけはオススメしません。最初に相手してた営業マンが適当にいい事ばっか言うて、数年後には担当者が辞めましたとか変わりましたとか言うてきます。

あと遠方の業者もやめた方がいいです。場合によっては、逃げます。仕事して金貰って逃げる所があるから。

それに業者によっては、地元では悪名高くて仕事が無いので、遠方にきてるなんて可能性もあるかもしれません。いずれにしても、すぐに駆けつけてくれないような所はやめた方がいいです。

最後は、直感です。会って話して、質問に対して真摯に答えてくれるか?知識は豊富そうか?結局、カンで見抜くしかないです。

でも、自分で見抜く方が、テレビやCMなどの大手やから安心というバカげた理由より、確かだと思います。

とにかく、これを読んでくれた人が、騙されない事を祈ります。

みんなが騙されない事を祈る屋根職人

※本記事は筆者の経験と見解に基づいて執筆しています。特定の企業・団体を誹謗中傷する意図はなく、すべての事例が当てはまるとは限りません。施工内容やサービスの質は業者によって異なるため、あくまで判断材料の一つとしてご参考ください。

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